さいたま市見沼区の小学生へ|問いに合う答えを書きにくいときの家庭での確認

問題文を読んで答えているのに、「聞かれたことと違う」と言われると、どこを直せばよいのか迷いますよね。まずは設問の指示、本文の根拠、答えの形を分けて確かめると、つまずいた場所を一緒に見つけやすくなります。
さいたま市見沼区のご家庭でも、すぐに正解を教えるより、問題文に戻って「何を聞かれているか」を確認するところから始められます。読む力や答え方の様子は一人ひとり異なるため、原因を決めつけず、短い問題で確かめてみましょう。
まず、問いに合う答えを書く手順を確認しましょう
答えがずれて見えるときは、文章全体を読み直すだけでなく、作業を小さく分けます。国語の短い設問などを使い、次の順に確かめてください。
- 何を答えるのかを囲む。「理由」「様子」「だれ」「いつ」など、設問が求めている内容に線を引きます。
- 答えの手がかりを本文から探す。設問の言葉と同じ言葉がない場合もあります。前後の文を見て、根拠になりそうな箇所に印をつけます。
- 答えの形を決める。「なぜですか」なら理由、「どのように」なら様子を答える、と問いに合わせます。
- 問いと答えを並べて読み返す。答えだけを読むのではなく、「問いは何を求めていたか」に戻り、答えがそこに対応しているか確かめます。
たとえば「太郎はなぜ窓を開けましたか」という問いなら、まず「なぜ」に印をつけます。本文に「部屋の空気がこもっていたので、太郎は窓を開けた」とあれば、「部屋の空気がこもっていたから」と理由を答える形です。「窓を開けた」と行動だけを書くと、本文の内容に合っていても、問いへの答えとしては足りないことがあります。
答えが書けないときは、すぐに書き直させず、「問いのどの言葉が答えに入るかな」「本文のどこを見た?」と一つずつ尋ねます。大人が答えを先回りして言うより、本人が手がかりを示せるかを見てみましょう。
教科によって、どこを見直すとよいでしょうか?
問いに合う答え方は、教科や設問によって少しずつ異なります。内容を分かったかだけでなく、何をどの形で答えるよう求められているかを見ます。
- 国語:「理由を答える」のか、「登場人物の気持ちを答える」のかを確認します。気持ちを問われたとき、出来事だけを書いていないかも見ます。
- 理科:「実験の結果」と「結果から分かること」を分けます。観察した事実を尋ねる設問に、理由や予想だけを書いていないか確かめます。
- 社会:資料を見て答える問いでは、表やグラフのどの部分を根拠にしたかを指で示してもらいます。数値や項目を取り違えていないかも確認します。
たとえば理科で「水の温度が上がると、ものの溶け方はどうなりましたか」と聞かれた場合、まず結果を答える問いだと確認します。「温度を上げた理由」を書く問いとは求める内容が違います。社会の資料問題で本文と図表を行き来する様子も確かめたい場合は、社会の資料と本文を結びつける家庭での確認も参考になります。
算数の文章題では、答えの単位や計算の確認も関わります。この記事では、計算方法ではなく、設問が求めているものと答え方が対応しているかを中心に見ます。
家庭では、どんな声かけで確かめられますか?
一度に複数の指摘をすると、何を直すのか分かりにくくなることがあります。まずは一問だけ選び、答えの正誤を伝える前に、次のような短い声かけを試します。
- 「何を聞かれているか、問いの言葉に線を引こう」
- 「その答えの手がかりは、どこにあるかな?」
- 「問いに合わせると、答えの最初はどうなるかな?」
見直すときは、本文に戻って根拠を指で示せるか、問いの言葉を自分の言葉で言い直せるか、答えが問いに対応しているかを観察します。口頭では説明できるけれど、書くと短くなったり、言葉が抜けたりする場合は、「読むこと」と「書いて表すこと」を分けて見てください。必要なら、先に口で答えを作り、その後で文章にする方法もあります。
「問いに合っていない」と一括りにせず、設問の意味、本文の手がかり、答えの組み立てのどこで止まるかを見ます。教科書の言葉の意味が分からず問いの理解が難しい様子なら、教科書の語彙で止まるときの家庭での確認も役立つ場合があります。
家庭での確認は、どこまで続ければよいでしょうか?
毎回すべての問題で細かく確認する必要はありません。まず一問で試し、本人が問いの種類や根拠を見つけられたら、その日はそこで終えてもかまいません。答えを直すことより、「どの手順なら自分で確かめられるか」を一緒に探します。
同じようなずれが複数の教科や場面で続く、問いの意味を口頭でもつかみにくい、答えを書くことに負担が大きそう、といった場合は、ノートや問題用紙を持って担任の先生に相談できます。「いつ、どんな問いで、どこまで自分でできたか」を伝えると、学校での様子と照らし合わせやすくなります。さいたま市見沼区に限らず、まずは在籍校に相談し、必要な支援や相談先を確認する方法があります。利用できる支援や手続きは状況によって異なるため、学校や関係窓口で最新情報をご確認ください。
読解力を測る検査について調べる場合、リーディングスキルテスト(RST)の公式サイトでは、教科書などの情報を読み解く力を測るテストとして紹介されています。測定対象には文の構造や指示語、図表との対応などが含まれます。ただし、家庭で一問を確認した結果やテストの説明だけで、子どもの困り方の原因を決められるものではありません。
よくある質問
答えが本文に書いてあるのに、問いに合わないことはありますか?
あります。本文の内容を見つけていても、理由を問われているのに出来事だけを書くなど、問いが求める種類と答えがずれることがあります。設問の言葉と答えを並べて確かめてください。
家庭では、間違いをその場で直したほうがよいですか?
すぐに正解を示す以外にも、「問いのどこを見た?」「根拠はどこ?」と確認する方法があります。本人が考え続けて負担になっているようなら、いったん区切り、後で短い問題で試してもよいでしょう。
口では答えられるのに、書くと問いからずれる場合は?
口頭で答えられることと、文章で答えを書くことを分けて見ます。まず口で答えを作ってから書く、問いの言葉を手がかりに書き出すなど、書く段階を小さくして確かめてください。
家庭で確認しても、同じようなことが続くときはどうすればよいですか?
問題用紙やノートの具体例を持って、担任の先生に相談してください。どの教科・どの問いで起きたか、口頭なら答えられるかなども伝えると、次に確認する点を相談しやすくなります。
参考資料
- リーディングスキルテスト(RST)公式サイト「リーディングスキルテストとは」:テストの対象や測定項目の説明を参照。
編集部の見解:この記事の読む手順や家庭での声かけは、設問・根拠・答え方を分けて確認するための一般的な工夫です。特定の方法で読解力や成績が向上することを保証するものではありません。お子さんの様子に合わせ、負担の少ない範囲でお試しください。

