社会の資料問題が苦手な子へ|表・グラフ・本文を結びつける3手順

資料問題は「図が何を示すか」「本文とどこでつながるか」を順に確認するだけで読みやすくなります。家庭ではまず図表タイトル→凡例・単位→本文の対応語を一つずつ確かめましょう。さいたま市・埼玉県の学習支援を利用する際は公式窓口で最新情報を確認してください。
1)この図は「何」を示している?どう見分ける?
判断手順(1つずつ確認)
- タイトルを声に出して読む:まず何についての図かを短い言葉で言わせる(例:「年度ごとの人口」「職業別の割合」)。
- 凡例(色・線・模様)を確認:色や線は何を区別しているかを、本文の語と結びつける(例:青=都市部、赤=農村)。
- 縦軸・横軸のラベルと単位を見る:人数・%・年など、結果の意味が全く変わるので必ず確認する。
具体例:棒グラフのタイトルが「市内の自転車利用者数(2015〜2020年)」で、縦軸が「人」、凡例に年齢層の色分けがある場合、まず「年ごとの人数の増減」と「年齢層ごとの差」をそれぞれ別の問いとして読むと混乱しにくくなります。
2)本文のどの語が図と対応する?どう結びつける?
判断手順
- 本文で図表を参照している文を探す(「次のグラフを見よ」「下の表のように」など)。
- その文にある「指示語」を特定する(例:「それ」「この割合」「次の表」)。指示語だけで終わっていたら、前後の文で何を指すか確かめる。
- 本文中のキーワード(例:年、地域名、職業名、%、増加・減少)と図のラベルを照合する。語が一致しない場合は、言い換え(例:「高齢化」=「65歳以上の割合が増える」)がないか探す。
具体例:問題文に「近年、若年人口が減少している」とあり、図が年齢別人口比率の円グラフなら、「若年人口」=円グラフの該当色(凡例で20歳未満など)に対応します。ここで単純に『若年=小さい』と判断せず、凡例と%を確認する手順を踏ませます。
3)数字・割合・範囲はどう読む?どの差が問題の根拠になる?
判断手順
- 単位を揃える:問題文が「人」で示すとき、図が「千人」や「%」になっていないかを確認。必要なら頭の中で換算(1000人=1千人)する習慣をつける。
- 差の種類を見分ける:絶対値の差(100人の差)か割合の差(10%の差)かで、答え方が変わる。問題文の問いが「どちらが多いか」か「どのくらい増えたか」かを確認する。
- 範囲指定に注意する:年代や地域の範囲(2010〜2015年、県内の一部の市など)が問われている場合は、図で描かれた範囲と本文の指定が一致するかをチェック。
具体例:表の「2010年:5000(人)、2020年:6(千人)」という表記があれば、単位が異なるため一目で比較できません。ここで「6千人=6000人」に換算してから差を求めるよう指示すると、計算ミスが減ります。
家庭での練習法は?保護者が見るべき4つのポイントと確認手順
簡単な家庭チェックリスト(1問あたり3分)
- 子どもに図のタイトルを自分の言葉で説明させる(30秒)。
- 凡例・軸ラベル・単位を指でなぞらせ、何を示すかを問い(30秒)。
- 本文のどの文と対応すると考えるかを質問し、指示語を一つ指摘させる(1分)。
- 必要なら単位換算を一緒に行い、差が絶対値か割合かを確認させる(1分)。
判定の目安:子どもが3つのうち1つ目でつまずく場合は「図の読み取り」、2つ目でつまずく場合は「語と図の対応」、3つ目でつまずく場合は「数字の扱い」をそれぞれ重点的に練習します。
どんな教材や検査が参考になる?公式情報はどこで確認する?
参考になる公開資料として、リーディングスキルテスト(RST)は「図表と本文を結びつける力(イメージ同定)」を評価しており、公開説明に読み方のポイントがまとまっています(RST公式)。また、新井紀子氏の読解トレーニングは、教科書や社会科の資料読み取りを具体的に扱っています(東京書籍の紹介記事)。これらは指導の参考になりますが、さいたま市や埼玉県の学習支援制度を利用する場合は、必ず市教育委員会や学校の公式窓口で最新の案内を確認してください。
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FAQ
Q1: 図のタイトルがないときはどうする?
A: 凡例と軸ラベルを重点的に見る。「縦軸=何を測ったか」「横軸=時間や地域か」を確認し、本文の該当する語を探します。題名がない場合は『何が増えた/減った/比べられているか』を短く言わせる練習を。
Q2: 指示語(それ・この割合)が何を指すか分からないときは?
A: 指示語の直前と直後の文を読む習慣をつける。前の文が対象を示す場合が多いので、指示語と同じ意味の語句(言い換え)を探す訓練をします。
Q3: 単位の換算でつまずきます。家庭での教え方は?
A: 具体的な物差しを使う(1千=1000個の小さいシールなど)。図の数字を実物イメージで表すと理解しやすくなります。まずは千→人、%の意味(100分のいくつ)を図で示す練習を。
Q4: 学校の教科書ワークと市の支援、どちらを優先すべき?
A: まずは学校の教科書の範囲で読めることが前提です。さいたま市や埼玉県の学習支援を利用する場合は、公式案内の対象学年・費用・申込み方法が変わることがあるため、必ず市・県の公式窓口で最新情報を確認してください。
Q5: 練習問題の量はどれくらいが適切?
A: 1日1題を3分で取り組み、正答でなく「読み方の確認」が目的です。つまずきのタイプに応じて、図の読み取り・語の対応・数字処理のいずれかを集中的に増やします。
参考資料(一次情報)
当塾の見解
- 図と本文を結びつける読み方は「順序化(図→本文→数字)」で学習しやすくなると考えています。
- 家庭での短時間チェック(3分×日数)を繰り返すことで、読み方のクセに気づけることが多いです。
さいたま市・埼玉県内の支援制度や教室の募集・費用等は変更されることがあります。制度の対象や申込方法、費用等は必ず市区町村の公式窓口で再確認してください。

